聞けない人じゃない
私は平均的にみて、所謂人の意見を聞けない部類の人間ではないということがわかった。
私は人から頑固だと言われ続けてきたので、自分でも自分の意見を曲げられない頑固者だと思い込み、人の意見は基本的に聞けない、と決めつけていた。
意見には自分に有益なものとそうでないものとどうでもいいものがあり、自分が取捨選択して当たり前なのだ。
全部鵜呑みにする必要もないし、自分の考えを優先し人の意見どおりにしなかったからといって罪悪感を感じることもない。人の考えと自分の考えを混ぜて違うものをつくってもいい。
本来それでいいのだ。
大半の人間は親に言うことを聞けと言われて育つと思う。同時に、自分で考えて行動に移す機会をことごとく奪われ、自分の意見は封殺されてきたのではないのか。
大人になってから1年ほど反抗期をやって、わかったことだ。
人の意見に耳を傾けるのは大切だが、自分の考えがないとそれを本当に活かすことは難しい。
人の性質は変わる。そして言葉は人を簡単に縛ってしまう。だから、私はこういう人だから、と決めつけない方がいいと思った。
私は、本当の意味で、自分の人生を生きはじめた氣がする。
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